会社を辞めるか決断に迷ったとき、指針になる大切なポイント2つ!
会社を辞めたいときって、辞めたい理由がいろいろと浮かんでくるけど、でも本当に辞めていいのかなって迷う…。そんなとき、ある2つのポイントを押さえているか否かで、その後の道の開き方が格段に違い、後悔しない決断ができる可能性が高まります!ワタシが人事採用経験の際に得た、その大切なポイント2つとは…、
①今の会社にいてスキルが身につくか
②今の会社で何か構築したり、成し遂げたり、形にできるものはないか
この2つです。
それぞれ、人事の観点からどう大切なのか説明したいと思います。
大切なこと①:今の会社にいてスキルが身につくか
今の会社にいて「これが自分の専門です」といえるスキルは身に付つきそうですか?会社によっては1人の裁量が多すぎて、3年いても結局手広くやり過ぎて何のスペシャリストにもなれなかったという場合があります。答えがNOであるならば、会社を変えて「スキルが身につく」環境にした方がいいかもしれません。ただ、ベンチャー企業では逆に1人で何役もこなすことが求められることが多いので、スーパーゼネラリストは歓迎されます。なので、もしベンチャー企業に転職したいなら、何でも浅く広くできるゼネラリストを目指せる環境はイイと思います。
結果、自分がどんな会社で(大企業、中小企業、オーナー企業、ベンチャー企業、もしくは起業?)、どんなキャリアを築きたいか(ゼネラリスト、スペシャリスト)によって、働きたい会社の選び方が変わります。また、転職活動のときも「これまで何をやってきたのか」「これから何をやっていきたいのか」を問われますので、自分が何を目指すのか、どう働いていたのかは大切な指針となります。
大切なこと②:今の会社で何か構築したり、成し遂げたり、形にできるものはないか
今の会社で「自分はコレを成し遂げました!」って言えるものはありますか?もしくは、構築していけそうだというものはありますか?これは何かのスペシャリストでなかったとしても人事からは「何かを成し遂げる力」として大きく評価されることがあります。今の会社で会社は嫌いだけど、このプロジェクトだけは好きだとか、自分がやらないと成り立たないコトがあるとか、そういった”やり遂げる何か”があるのであれば、きっとそこでの時間も経験も無駄などころか、会社の環境が悪いにも関わらず成し遂げたらとんでもない財産になります。
そして、次章では上記の2つの大切なことに気づいた、ワタシの実体験を書いていますので、みなさんのご参考になったら嬉しいです。
目次 1 スキルなしでもプロに任せてみる!50社落ち→第一志望だった企業に1発内定の実績あり1.1 日本初の転職トレーニ…
実体験!人生の大先輩からの心に刺さるアドバイスとは!?
長年大手企業で人事に携わってきた役員の方と飲みの席で教えて頂いた考え方です。思いがけず辞める時に指針となる大切なことを教わりまし
「ワタシ、いまのところしんどくって、辞めようかと思って…」と切り出しました。
上司とそりが合わないし。
給料にも満足してないし。
もう最高評価もとれたし、ここではやり切ったし。
そもそも今配属されてる人事部はやりたい仕事ってわけでもないし。
…と、まあ、ありがちなもっともらしい退職理由をズラズラと並べているとすぐに、「いやいやいや、そんなことじゃない、大切なのは
「そこであなたが何を成し遂げたいか、そこで人事として何を構築
ハッとしました。確かに、会社の待遇や人間関係、やりたい仕事、は大切なことだけど、「ここでしかできないことを見つける」「仕事をする上で得られる価値観」を大切にしていなかった、と。
何に重きをおいて仕事をするかはその人の自由。だから、待遇が1番、人間関係が1番、働きやすさが1番、今だったらコロナだからリモートが1番、いろんな「重き」があります。なのでワタシのように「その会社で何を達成するか」だけに焦点をおくと、それは
でも、上のポジションになればなるほど、面接のときに「その会社でどんな方法で何を成し遂げたのか」は必ず聞かれる。その時に、この部分を失っていない働き方ができる会社だと思えたら、今の選択がしやすくなるのではないかと思います。
おすすめ!辞めるときに後押ししてくれた本「苦しかったときの話をしようか」森岡 毅 氏
働いてすごく苦しかったとき「辞めたいな…でも辞めていいのか決心がつかない…」そんなとき手にした本です。これはマーケティングのプロ、戦略家・マーケターの森岡氏が娘さんの将来や仕事のことの考え方を細部まで気を配って書かれた本です。森岡氏といえば、2021年11月林修氏の「日曜日の初耳学」にも出演され、最強の戦略家として話題になっているかたです。上記の大切なポイント2つに加えて、自分の強みの見分け方のコンピテンシー分類まで専門家ならではの情報量と分析力で、自信がなくなっていたワタシの背中を押してくれました。働くことの本質を見失っている、キャリアに悩んでいるという人もぜひ!