ポテンシャルが高い!とトップから気に入られる人とは?
今まで経営層のかた、特に上場企業の社長やベンチャー企業の社長と接する機会に恵まれたなかで、その方々の側近の方やお気に入り方には特徴があることに気づきました。
そういった、世の中ですごいと言われるTOPの方々が「この人は違う!」と思わず期待をしてしまう、お気に入りになる人とは「普通で終わらない人」。この人は「何か光るモノをもっていそうだ」と思われる対応が秘訣のような気がします。
すごい!と思われる人の特徴、9つの事例をご紹介!
すごい!と思われる人の特徴。これはワタシの勝手な分析に基づいての特徴ではありますが、上場企業の社長秘書・人事採用・広報に従事していた際の実際の体験談をご紹介したいと思います。これをいくつも兼ね備えている人は、やっぱり結果を出している人が多いなと感じます。
特徴1:常にその場のニーズに応えられる頭の回転の速い人
ある種このタイプの人は万能なのかもしれません。なぜなら、ニーズを読む力、想定する力、事前準備力の3つに長けているといえるからです。例えば、社長が自らプレゼンするような大切な会議のときには、あらゆることを想定し(想定力)、ジャンルごとに資料分けしていて(事前準備力)、社長が話している間にどの資料が必要なのか見極めて(ニーズを読む力)、社長の横にさりげなく必要であろう資料を差し出す。会議後に社長から「あの資料まで準備しているなんて流石だね!本当にスゴイ!」と絶賛されている人に遭遇したことがあります。めちゃくちゃ気づくことができ、しかも必要なタイミングに最適な方法で対応することができる、といったような相当に気が利く人は絶賛されます。
特徴2:自分のキャラクター(性格・個性)と立ち位置をわかっていて体現できる人
自分が人からどう見られているのかを理解していて、自分の会社でのポジションや地位をよくわかっているので、どの人にも上手く立ち回われる人です。例えば、社長にはイジられたりしても、自分の立場をしっかりわきまえているから絶対に慣れ慣れし過ぎる態度をとったり失言したりしない。むしろきちんと目上の人を立てることが出来るので、そんな人はすごく評価されていました。
特徴3:度胸が据わっている、大胆さがある人
いわゆる、気持ちよく期待に応える人です。例えば、社長や役員ばかりの社内飲み会で特技の話になり、「やってみてよ?」となった時、失敗したとしても「お任せ下さい!」とあっさり引き受け、しかもそのことを楽しみながらヤッてのけてしまう人。もちろん成功するに越したことはないですが、しっかりその場の空気を読めている、求められていることをスパッとやりきれる、というセンスと度胸をかって下さり評価に繋がる、という結果になることが多いように思います。
特徴4:とんでもなくやわらかく「人ったらし」な人
究極に感じがイイ!これが群を抜いてる、それは仕事ができるウンヌン(云々)ではない、とんでもない才能です。例えば、名刺をもらったら必ずその瞬間から「○○さん、ぜひ宜しくお願いします」と相手の目をしっかり見て、早速名前を呼んで、ものすごい笑顔で感じの良い挨拶をする。もうこの瞬間に相手の懐に入っていて、距離をグッと縮めている。そして、コトあるごとに名前を読んで、「いやぁ、○○さんてすごいですね!」「○○さんなら、問題なく遂行されるのでしょうね!」と相手が気持ちよくなるように接する。目元がものすごく優しく微笑んでいて、その目元だけで『いい人なんだろうな、人を裏切らないんだろうな感』が醸し出されていて、とんでもなくやわらかい笑顔と空気で、いつの間にか接していた相手を虜にして『この人と一緒にいたい』と思わせる力が半端ない。この方は50代前半の男性部長でしたが、同性の経営層もメロメロに。数年後お会いした時、役員になっていらっしゃいました。
特徴5:普通言わないであろうことの逆をつく人
言い方を変えると、普通言わないようなことを言っても一目置かれる人、なのかもしれまん。例えば、オーナー社長に対して、誰もが首を縦にしか振らないところで、オーナーと逆の意見や違った視点の意見を言ったりする。これは相当勇気のいることですが、オーナー社長も実は意見を言ってくれる人を求めていたりします。そんな、超ワンマンで独断なオーナーに見えても、信頼の置ける人をどこかでは探していて、そんな人がいたら、態度には表さなかったとしても、大切にする傾向にあるように感じています。この時に大切なのは、オーナーへの絶対なる忠誠心、オーナーからの信頼、そして発言する場所とタイミングと言い方、それを十分配慮した上で発言するのが無難です。ただの反対意見は空気が読めないと思われ、必ずと言っていいほど嫌われますので、注意が必要です。
特徴6:自分のことを否定されたら、あっさり認める人
例えば、営業部門採用の役員面接でのこと。社名は有名だけど30代前半で複数の社歴があった人に対して「申し訳ないけど、君を雇うメリットがわからないんだけど」と役員がキツイひとこと。すると、その人はいっさい否定せず「おっしゃる通りです」と受け止め、一息おいて「経歴は複数あり、確かにそうのように捉えられても致し方ないと自覚しております。ただ1つだけ貫いていきたことがあります」と仕事の質を貫いてきたと、実績の例え話を入れながら話している人がいました。その人は絶賛されての内定。このときの内定のポイントを役員に伺うと「失礼なことを言われたときの受け止め方と対応の仕方、心の器。ここで必死に否定したり、そんなことはないとばかりに反論したり、ひどいと表情に出したりしたらアウト。どんなときも冷静でいられる、そして外せないポイントを1つポンと言える。そんな対応ができるのは、自分の市場価値をしっかりと分析し、客観的に捉えた上で何が大切なのかを理解していること。そういう思考力があの一言に詰まっていた。実際に仕事を見なくても仕事ぶりが目に浮かぶと思わせられたら営業として素晴らしい!」と。こんな人は評価が高いようです。
特徴7:人の琴線に触れるような感動的なプロ意識を体現している人
例えば、経営層だと接待用のお気に入りのお店、行きつけの銀座などのクラブがあることがありますが、コトあるごとにそのお店をご利用になっていて、かなりお気に召していらっしゃるようにお見受けしたので、あるとき機を伺って何がそんなに優れているのか聞いてみたことがあります。すると、「感動するほどの、人を楽しませようとする気持ちがある、あのプロ意識が最高に気持ちいい」と。そのお店のホステスさんは、その役員が来店するときには必ず新しいネタを用意しているらしいのです。何かに挑戦した体験談だったり、役員が好きだと言っていたものを買ってきていたり、観てみたいと言っていたことを練習して披露してくれたり、毎回「最高にもてなしてくれている」と感じるのだそう。そんな、人の琴線に触れるようなことができる人は絶賛されていました。
特徴8:普段は全く仕事をしないのに、人脈だけはものすごく広い人
あるベンチャー企業に勤めていた時、全く仕事をしない上司がいました。いつも寝坊して来たり、仕事も周りに投げるだけで面倒なことはしない、その上司のデスクを見るといつも寝ているし、役員から何か言われても気のない返事で、どう考えても、お世辞にも仕事ができる感じではない…。なのに、経営層もその上司をとがめる様子もないのです。それどころか逆に、その上司はそのベンチャーで良いポジションをもらっている。その事実が不思議でしょうがなかったのですが、これにはワタシが見落としている何か重要なスキルがあるのではないかと、その上司が行くと言った飲み会に複数回ついて行ったことがあります。すると、その上司は半端なく業界の情報を持っていて、先方が知りたいことをしっかりと握っているのです。なので、先方は知りたかったことを教えて欲しいと前のめりになってる…。要するに、その場がすごく盛り上がっているわけです。「なるほど!」と思いました。こうやってものすごい人脈を構築していたのです。そして後日、その時の人をうまく繋げて仕事を得ていたことを知りました。いつも寝坊やデスクで寝ているのも、こうやって飲みの場を繋げていくための体力温存で、その上司の本領発揮は会社の中ではなく、そういったコミュニケーションの場だったのです。結果、「なぜあの案件を取れたの?」と度々経営層を驚かせていました。普段から仕事をしてくれた方がいいに決まっているけど、でもここぞと言うときに仕事を取れる、そういう人も経営層は手放すわけにはいかないようです。
特徴9:とにかく気づきまくるし、タイミングも施す量も最高な人
“こうしてほしいな”という相手の思いに気づく、しかもその”して欲しいタイミング”もいい、極めつけに”何をどれくらいすれば過不足なく丁度いいのか”をわかってる。それを押し付けがましくなくサラッとやってのける。こんな人は恐らく何の仕事をしても仕事ができる人であることには変わりないし、大抵どこに行っても経営層に気に入られると思います。どれだけ気づいて、気づいた上で、この人はどこまで求めているんだろうと、その人に合った適切な求め具合を施すことができるって、ものすごいことだと思います。そりゃあ、TOPの方々が放ってはおかないよなーと思いますw(例えば…というのは、また近いうちに更新したいと思います。。。2023/12/28現在)
他にも…
・言葉が粋
・話のコシを折らない、折るときには期待を遥かに超えるオチを用意している
・アドリブの効く回転の速さ、しかもウイット
・普通でない特技を、いいタイミングで披露できる
・誰もが認める個性と特徴を自分で自覚し、そこを心底楽しんでいる
・何度断られても、いろんな角度からのアプローチをあきらめない、熱意をもってやり続ける、結果相手が笑ってしまう程のポジティブさをもっている
・ネガティブな言葉のようにみえて、相手が心地いい塩梅の、実はポジティブな言葉・態度を体現できる
・いつも先回りはするが、それが非の打ちどころがない程の完璧さではなく、相手が気を抜ける心地良さをどこかしらに残している
等があります。
目次 1 仕事ができる人は何が違う???2 できる人はココが違う!!4パターン 仕事ができる人は何が違う??? ワタシは…